ブルーベリー狩り 《2024/08/08》
こちらのお子様には、アンケートを書いてもらいました!
2019年7月にプレオープンした「和田山ベリーパーク」は、毎年7~8月のブルーベリー狩りでたくさんのお客さんが訪れ、さらに近隣のスーパーに“ブルーベリー生食”を出店販売するなど順調に発展してきました。
一方で、圃場が水田を利用した地盤であったため降雨時の排水が悪く苗木が枯れたり、一部で成長が鈍化するなどの兆候が現れてきました。
ポット式栽培には見られない土耕栽培らしい生い茂った幹と、緑に包まれたブルーベリー狩り園としての魅力を作り上げるため、専門家のアドバイスをも頂きながら、このたび大きな改造工事を行います。
去年、車椅子で来園される方の便宜を図るため、ひと畝だけ畝と畝の谷間に砂利を入れフラットにしたところとっても水はけがよく、新芽の勢いもすごく元気でした。
同じ工法で工事を進めていますが、工事期間中に何回か雨が降っても水はけがよく、工事前の苔の生えた畝に比べて違い歴然です。
3月中旬には工事を終える計画ですが、きっと狙い通りの結果が得られと思います。いまからワクワクしています。
ブルーベリーはこの時期「休眠期」に入っており、剪定には一番適した時期です。
去年スタートしたポット式栽培の“第三農園”2~3年生の苗木では初めての剪定です。第1・2農園の土耕栽培に比べるとすごく成長が良く枝が元気よく伸びています。今年は果実を付けず丈夫な幹を育てるため、大胆に剪定する必要があります。
担当の阪口さんから剪定する枝を教えてもらいながらの作業です。
横に広がった枝、交差した枝を思い切って切っていきます。
今日はこの枝を集めて挿し木して苗を増やします。
第一農園横のハウスでは挿し木の準備に取り組み、第3農園で切り取った枝を待ちます。
剪定された枝が持ち込まれました。とても立派に成長した太い枝です。
よく切れる剪定ハサミで約10㎝に切り“さし穂”を作ります。
品種を間違わないように根元側に発根剤を付けコンテナに挿していきます。
発泡スチロールのコンテナにピートモスと鹿沼土を混ぜたっぷりと水分を含ませ、品種の名前を書いた板をさしスタンバイ。
グリーンパーク熊取の6班分、6箱を作りました。
約150本の挿し木が出来ました。
これからは欠かさず水遣りして、きっちりと管理することがとっても重要です。
春先までは“さし穂”のエネルギーで育ちますが、その間に根が生え芽吹きにつながって苗木に生まれ変わります。
~みんな元気に命をつなげよ~
7月2日(土)からいよいよブルーベリー狩りがスタートします。
開花時期に養蜂家が据えてくださったハチミツたちの頑張りで、果実は順調にみのりはじめました。
今年も豊作の予感がします。
さて、これからの大敵は小鳥たちが大挙して実を食い荒らす“鳥害”です。
今日は20名の会員が参加して去年の秋に畳んだネットをひろげ、鳥害に備えました。
小人数ではとても手に負えませんが、こうしてたくさんの参加があると助かります。
20人がそれぞれ持ち場について声を合わせ、タイミングを合わせながら圃場の中央まで手繰り寄せ仮止めをします。次に、向かい側残り半分のネットを引っ張り、中央で二つのネットを合わせて括り付け完成です。
このネットは三年を経過し、ところどころほころびが出てきました。
小鳥たちはどんな小さな隙間も見逃しません。圃場に入って完熟の実をついばみます。
こうした“穴”を丁寧に編み上げ補修しました。
一時間ほどで第一農園は終了し、「暑い!!」真夏をおもわせる炎天下、一旦休憩して水分補給です。
第二農園は圃場が変形していて難しいネット張りですが、ここも順調に張り終え午前中に作業が終了しました。
去年8月大阪調理製菓専門学校「村川学園」へ冷凍保存してお届けしたブルーベリーが、半年を経て“ららぽーと和泉”のバレンタインイベントで素敵なチョコレートに姿を変え登場しました。
ブルーベリーをジャムにしてガナッシュ(チョコレートと生クリームを合わせたもの)を加えチョコレートで閉じ込めたお菓子です。
ジャムだけではトロンとしてしまうのでガナッシュを混ぜることで固形度を上げているそうですが、お菓子の断面写真をご覧ください、見るからに美味しそうですね。
10個入りの箱には泉州の名産品をあしらったチョコレートが入っていて、ピンク色をしたハートチョコが『熊取名産和田山ブルーベリー』のお菓子です。
丹精込めて育て上げたブルーベリーが時を超えてこんなに素晴らしく蘇える姿に感動です。
ブルーベリー達は今、紅葉した葉っぱを落とし、間もなくやってくる開花のためにエネルギーを蓄えています。
私たちはこの間、スギの皮の腐葉土を入れ一番大事な土づくりに取り組んだり、劣化した防草シートを交換するなど夏の「甘くて美味しい」ブルーベリーの豊作を願って精力的に取り組んでいます。
ブルーベリー狩りでお客さんに喜んでいただくとともに“冷凍保存”した果実がこんなにも素敵に変身する喜びを知って、大量の冷凍保存ができるようこれからも頑張ります。
資料提供:大阪調理製菓専門学校村川学園
緊急事態宣言の発出や8月に入っての長雨などブルーベリーを取り巻く環境は多くの逆風が吹きましたが、ブルーベリー狩りのお客さんは去年の4倍を上回る大勢の方々が訪れ大変な賑わいでした。
特徴的だったのは熊取町内からのお客さんを町外の方が少し上回り、広範囲の地域からお越しになったことです。一般紙で報じられたりコミュニティー紙でも紹介されるなど思わぬ宣伝効果は絶大でしたが、私たちの数千枚のパンフレット配布、ホームページやSNSでの地道な発信も見逃せません。
8月に入って長雨が続きのなか、傘をさしてまでも参加くださるお客さんが続き、うれしい限りでした。
夏休み前には熊取町内の小学生120名・保育園児80名の見学会も実施されました。みんなブルーベリー狩りは初めてのようで、一粒つまんでは「美味しいー」、と大はしゃぎで未来のブルーベリーファンを獲得できました。
また、ブルーベリーのパック販売も好調で、摘み取りが間に合わずご要望に十分応えられないありさまでした。
さらにスーパーマーケットへの出荷も実施し、市場へ本格参入しました。
アンケートによると異口同音「案内スタッフが親切」と好感を抱かれ、全体の満足度は94%とうれしい回答でした。
来年は1000人以上お迎えできる収穫が予想されます。園内の休憩エリアや通路、また車椅子のお客さんも気軽に来ていただけるように場内を整備し、そして何よりも“豊作の裏年”のジンクスを乗り越えて、木々の立派な成長と収穫ができるよう一同がんばってまいります。
今年のブルーベリー狩りは長い梅雨に悩まされ、やっと開園の7月3日を迎えました。この日も朝方小雨がぱらつき、気をもませる天気でしたが、開園の時間には晴れ間ものぞき始め、申し分ない“ブルーベリー狩り日和”となりました。
今年は初めての取り組みとして『ネット予約』を始め『電話予約』との併用で、満員のお客さんを迎えることができました。
ふれあい広場エントランスで受付を済ませ、第二農園に設置したテントへ移動。テントには“ミストファン”で涼風が吹き抜ける中、ブルーベリー狩りについて説明を受け、いざー!ブルーベリー園へ!!!
ブルーベリー園に入ると、早生品種のブライトウエルやプレミアブルーの畝には、濃紺で白い粉(ブルーム)をまとった完熟の果実がいっぱい。それに4~5日前までは予想もしなかった大粒の実になっています。
初日ともあって半ば不安がよぎる私たちにとっては、お客さんの反応が気になるところです。
ブルーベリー狩りを始めると「これは美味い」「お店でこんな大きいブルーベリー見たことない」と、上々の感想が聞こえてきます。隣の畝に移動して摘まんでみて「これはまた違う美味さや、いいな!」味を比べて楽しんでいます。
「ブルーベリーは食べたことない」と尻込みしていた子どもが、一つ食べると「あまーい」と、美味しさのとりこになって園内の隅々まで食べ歩いています。
途中で熊取町長もおみえになって、一緒に写真に納まり和やかな一日を過ごしておられました。
初日のアンケートではおおむね満足の感想が寄せられ、これからの運営に大きな自信となりました。
3年がかりで丹精込めて育て上げた「和田山Berry Park」が本格的に開園し、ブルーベ
リー狩がスタートしました。
今年は長雨が続き予定より1日遅れの7月12日よりお客さんを迎えましたが、1週間前の
予約開始の朝は事務所の電話が鳴りっぱなし、10分ほどで満員となる幸先の良い状況
で、続けてお電話いただいた方には申し訳なさでいっぱいでした。
来園された方には体温測定など「新型コロナ」対策を行い、農園のテントに集まってブ
ルーベリー狩の説明のあと、早速スタッフが指定区画へ案内しました。
それぞれの畝には胸の高さほどに伸びたブルーベリー樹に鈴なりの“果実”が実っていま
す。「紫色の大きい実がおいしいですよ」案内人のアドバイスで、一つつまんで口に入
れると「おいしい!」、との声があちこちで飛び交います。
「いっぱい食べてくださいよ」と声をかけると、「もうおなか一杯!」笑顔の口元を見
ると、なんとお口の中はまるで“お歯黒”ムラサキ色に染まっています。
お持ち帰りのパックにはふたが締まり切れないほどいっぱい詰め込み、皆さん満足気で
した。
なかば不安を抱えての開園でしたが、お客さんの喜んでくださる姿に開園までに精魂つ
くした準備が報われ、ひと安心。
お客さんを迎えるごとに、新しい経験の連続ですが、改善を重ね「泉州一」のブルーベ
リー園に発展させていく決意がみなぎってきました。